
すっぽんに含まれる有効成分には、体内で作ることのできない必須アミノ酸があります。
必須アミノ酸は食物として摂取しなければ健康などに害を及ぼすとして、重要視されています。
そもそも、アミノ酸とはどんな働きをするのでしょう?
アミノ酸には、脳を作るもの、内臓を作るものなど、人の身体を作るための様々な生理機能があり、それらが全てが20種類のアミノ酸の組合せから生まれるのです。
更にタンパク質は消化吸収されて細胞に届くまで時間がかかりますが、アミノ酸はすでに分解されている物質なので吸収までに時間がかからず、消化器官に負担をかけることなく摂取できるというメリットもあります。
その中で、すっぽんに含まれる必須アミノ酸は大きく8種類あります。
身体の組織の修復や成長ホルモンに働きかけ、成長を促進するリジン、トリプトファン。
血中コレステロールに働きかけるなどして、脂肪の蓄積や活性酸素の働きを阻害し、肥満の予防に効果的なスレオニン、メチオニン。
抗うつ状態を解消し、気分を高めてくれる神経伝達物質になるフェニルアラニン。
筋肉タンパク質の主成分となるバリン、ロイシン。
また幼児期には必須アミノ酸ですが、成長すると体内での合成が可能になる準必須アミノ酸と呼ばれるヒスチジンは、神経機能の補助や成長に働きかけ、紫外線の身体に及ぼす害を防いでくれます。
このように、すっぽんには身体機能や成長に欠かせないアミノ酸が豊富に含まれているのです。