
身体を冷ましつつ滋養する食材として有名なすっぽん。
滋養強壮や疲労回復、美容効果などが期待できることでも知られています。
和の食材として取り上げられることの多いすっぽんですが、合わせて飲むお酒は日本酒だけでなくワインもなかなかの好相性のようです。
そもそも、すっぽん料理はどのようなものなのでしょうか。
一般的には黄色い脂の部分もこっくりとした甘みのある旨みがぎっしり含まれており、鶏肉のうま味を濃縮したような味わいだと言われます。
調理法にもよりますが、肉の噛みごたえもしこしこと弾力があってパサつかず、噛むほどに滋味がわいてくると表現されます。
ゼラチンにも力強さがあるため、豊潤で濃厚な酒にも負けない素材と言えるでしょう。
通常ならば、すっぽん料理と言えば日本酒と決めてかかりそうですが、深い味わいの熟成した赤ワインを合わせてみるのも楽しい試みでしょう。
鶏肉に似た味ということからも、肉料理に合う赤ワインなどは相性が良いと言えます。
また、調理の仕方によっては魚料理のようなテイストにもなるため、上質な熟成した白ワインもバランスよくマッチするので相性は良いと考えます。
すっぽんには生き血をいただくコース料理もあり、その生き血はワインで割ってあることがほとんどです。
そういった観点からも、すっぽんとワインの相性は決して悪いということはなく、むしろ好相性であると言えるでしょう。